2013年03月10日
何れの道にも別れを悲しまず
こんにちは
1ヶ月ぶりに登場の内藤です
前回サボってたんちゃうんかっ!?って思ってた方もいるでしょう
この几帳面が売りのわたくしが当番をサボるなど考えられますか?
・・・
うん、まあ過去のことなどは振り返らずに・・
今年もまたこの季節がきましたね
そう、花粉症の・・
じゃなくて
春といえば、卒業式に入学式
別れ、出会い・・・旅立ちの季節です
昨年も同様のタイトルでブログを書きました
宮本武蔵「独行道」の言葉です
アカデミーの光紗ちゃんが引っ越すとのことで
(どうしてんねやろあいつ テニスやってんかな)
今回もアカデミー生の卒業です
高田萌絵ちゃん
この春高校を卒業して、大学に入学します
大学が信州の方(確か・・)らしく、うちのアカデミーを去ることになりました
うちのアカデミーの代表みたいな選手です
調布校がオープンしたその年 今から6年前
萌絵 中学1年生の秋
中学の先輩の紹介で訪れたニキシマテニススクール
そこで衝撃の出会い
「何や、お前 何かしゃべれや 気持ち悪い奴やな!」
萌絵の前に現れたのは関西弁で口の悪い男でした
初対面のけなげな女の子に向かって「気持ち悪い」とはどういうことでしょう・・
その男は口が悪いだけではありませんでした
冬の寒い日
何を思ったかその男は萌絵に告げました
「そもそも体弱いねん 今日から毎日このバットで素振りしてからレッスン入るように」
「はい、何回ですか」
「500回 裸足で」
「えっ? 裸足・・毎日・・・」
「んっ? 嫌やったらいいよ ちなみに当然やけど月曜もやで」
極寒の中、来る日も来る日も裸足でバットを振り続けました
一時期、萌絵のテニスバッグにはバットが入っていました
30日間 数にして1万5千回振り切りました
レッスン中もその男は容赦ありませんでした
「トロいなー 邪魔やなお前 外で走ってて」
「何か目障りやな 俺の視界から消えてもらっていい?」
2度3度のことではありませんでした
それでも萌絵は頑張りました
声を出して元気に明るく、真面目に前向きにテニスに取り組みました
一つ一つの積み重ねです
私が見た中で(アカデミー、一般問わず)最も尊敬できるテニス人となりました
レッスン最初の手出しの1球目からスプリットステップをするのは唯一萌絵だけです
『環境』
弱者にとっては手っ取り早い言い訳のフレーズです
状況?
何が状況だ。
俺が状況を作るのだ。
環境?
環境がどうしたというのだ。
環境とは自分で作り出すものではないか。
ナポレオン・ボナパルト
これも昨年のブログで紹介した言葉です
萌絵にとって『環境』とは自らのために自らで創造する強いフレーズです
事実、彼女はその自身の姿勢で、私たちの彼女への取り組みを変えてきました
新しい場所でも問題ないでしょう
出来の悪い子ほどかわいいとはよく言ったもので、
出来の悪かった昔を思い出して少し心配にはなりますが・・・
ちょっと前に久しぶりにレッスンをしたときに、終わってから、
「久しぶりにコーチのレッスンを受けたら自分の甘さ加減を再認識したよ」
と言ってきてくれました
「まあ、お前もまだまだやな」
とか言いつつ、私自身も改めて身の引き締まる思いになりました
アカデミーに厳しくあたる以上、私自身に緩みがあってはいけません
(毎日ちゃんと練習しろっ!とかゆうてるお前はどうやねん!!)
って思われますからね
子供たちはそうゆうところ感じ取りますからね
何年後かに萌絵がスクールに遊びに来た時に、
相変わらずやってますね
って言ってもらえるように日々精進します
んじゃ萌絵もがんばって
お前にかける言葉は特にありません
以上 黄砂に吹かれて聞こえる歌は忘れたくて忘れた内藤でした
(あの歌って作詞中島みゆきらしい・・・知らんかった!)
1ヶ月ぶりに登場の内藤です
前回サボってたんちゃうんかっ!?って思ってた方もいるでしょう
この几帳面が売りのわたくしが当番をサボるなど考えられますか?
・・・
うん、まあ過去のことなどは振り返らずに・・
今年もまたこの季節がきましたね
そう、花粉症の・・
じゃなくて
春といえば、卒業式に入学式
別れ、出会い・・・旅立ちの季節です
昨年も同様のタイトルでブログを書きました
宮本武蔵「独行道」の言葉です
アカデミーの光紗ちゃんが引っ越すとのことで
(どうしてんねやろあいつ テニスやってんかな)
今回もアカデミー生の卒業です
高田萌絵ちゃん
この春高校を卒業して、大学に入学します
大学が信州の方(確か・・)らしく、うちのアカデミーを去ることになりました
うちのアカデミーの代表みたいな選手です
調布校がオープンしたその年 今から6年前
萌絵 中学1年生の秋
中学の先輩の紹介で訪れたニキシマテニススクール
そこで衝撃の出会い
「何や、お前 何かしゃべれや 気持ち悪い奴やな!」
萌絵の前に現れたのは関西弁で口の悪い男でした
初対面のけなげな女の子に向かって「気持ち悪い」とはどういうことでしょう・・
その男は口が悪いだけではありませんでした
冬の寒い日
何を思ったかその男は萌絵に告げました
「そもそも体弱いねん 今日から毎日このバットで素振りしてからレッスン入るように」
「はい、何回ですか」
「500回 裸足で」
「えっ? 裸足・・毎日・・・」
「んっ? 嫌やったらいいよ ちなみに当然やけど月曜もやで」
極寒の中、来る日も来る日も裸足でバットを振り続けました
一時期、萌絵のテニスバッグにはバットが入っていました
30日間 数にして1万5千回振り切りました
レッスン中もその男は容赦ありませんでした
「トロいなー 邪魔やなお前 外で走ってて」
「何か目障りやな 俺の視界から消えてもらっていい?」
2度3度のことではありませんでした
それでも萌絵は頑張りました
声を出して元気に明るく、真面目に前向きにテニスに取り組みました
一つ一つの積み重ねです
私が見た中で(アカデミー、一般問わず)最も尊敬できるテニス人となりました
レッスン最初の手出しの1球目からスプリットステップをするのは唯一萌絵だけです
『環境』
弱者にとっては手っ取り早い言い訳のフレーズです
状況?
何が状況だ。
俺が状況を作るのだ。
環境?
環境がどうしたというのだ。
環境とは自分で作り出すものではないか。
ナポレオン・ボナパルト
これも昨年のブログで紹介した言葉です
萌絵にとって『環境』とは自らのために自らで創造する強いフレーズです
事実、彼女はその自身の姿勢で、私たちの彼女への取り組みを変えてきました
新しい場所でも問題ないでしょう
出来の悪い子ほどかわいいとはよく言ったもので、
出来の悪かった昔を思い出して少し心配にはなりますが・・・
ちょっと前に久しぶりにレッスンをしたときに、終わってから、
「久しぶりにコーチのレッスンを受けたら自分の甘さ加減を再認識したよ」
と言ってきてくれました
「まあ、お前もまだまだやな」
とか言いつつ、私自身も改めて身の引き締まる思いになりました
アカデミーに厳しくあたる以上、私自身に緩みがあってはいけません
(毎日ちゃんと練習しろっ!とかゆうてるお前はどうやねん!!)
って思われますからね
子供たちはそうゆうところ感じ取りますからね
何年後かに萌絵がスクールに遊びに来た時に、
相変わらずやってますね
って言ってもらえるように日々精進します
んじゃ萌絵もがんばって
お前にかける言葉は特にありません
以上 黄砂に吹かれて聞こえる歌は忘れたくて忘れた内藤でした
(あの歌って作詞中島みゆきらしい・・・知らんかった!)